2016年10月13日木曜日

軽貨物にアルミホイールは使用可能か

 JWL-Tという認証を通ったホイールが必要という説があるので、根拠を探してみました。
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NALTEC 独立行政法人 自動車技術総合機構
審査事務規程
最終改正  平成28年 10月7日 規程第66号

第7章・第8章
新規検査及び予備検査(指定自動車等以外の自動車)・継続検査及び構造等変更検査等(使用の過程にある自動車)
7-11、8-11 走行装置 (279.65 KB)
https://www.naltec.go.jp/publication/regulation/fkoifn0000000ljx-att/fkoifn0000000m7l.pdf

 新車登録ではなく継続検査なので、右側を読みます。

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8-11-1 性能要件(視認等による審査)
(2)軽合金製ディスクホイールであって、次に掲げるマークが鋳出し又は刻印により表示されており、かつ、損傷がないものは、(1)の「堅ろう」であるものとする。

① 専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員 11人以上の自動車、二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く。)、二輪自動車、側車付二輪自動車 又は 車両総重量 3.5t 以下であり、かつ、最大積載量が 500kg 以下の普通自動車、小型自動車及び軽自動車(専ら乗用の用に供する乗車定員10 人以下の自動車、二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く。)である場合、細目告示別添2「軽合金製ディスクホイールの技術基準」に基づく JWL マーク

② 専ら乗用の用に供する自動車(二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く。)又は普通自動車、小型自動車及び軽自動車(専ら乗用の用に供する自動車、二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く。)である場合、細目告示別添 2「軽合金製ディスクホイールの技術基準」に基づくJWL-T マーク

③ 自動車製作者を表すマーク(自動車製作者が当該自動車を製作する際に設定したホイールに限る。)

④ 専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員 11人以上の自動車、二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く。)又は車両総重量 4.54t 以下の普通自動車、小型自動車及び軽自動車(専ら乗用の用に供する乗車定員 10 人以下の自動車、二輪自動車及び側車付二輪自動車を除く。)である場合、米国自動車技術協会が定める SAE マーク(SAE J 2530 の鋳出し又は刻印等)

⑤ 自動車製作者が当該自動車を製作する際に設定したホイールであり資料等により自動車
製作者が付したことが明らかな記号等
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 かなり読みにくいお役所文章です。
 ②がJWL-Tの根拠であり、①がJWLのみの根拠になります。

 平成26年3月にこの通達が変わり、車両総重量3.5t以下であり、かつ最大積載量が500kg以下の場合は、JWL-Tが不要、JWLでOKとなったようです。

 デッキバンの場合、最大積載量は250kgです。
 軽トラは350kg、軽1BOXは250~350kg(仕様によって異なる)

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 ホイールのオフセットも制限があります。
 オフセットはプラスになれば、タイヤは内側に入り、マイナスになれば外側に出ます。
 内側については法的な制限はありませんが、ホイールハウスやアームなどのぶつかると物理的に履けません。
 外側はいわゆるツライチ(面一)で、車体(フェンダー)よりはみ出たタイヤは違反になります。

 2004年以降の10代目ハイゼットの場合、標準ではホイールは直径12インチ幅4インチ、4穴PCD100、オフセット+40、ハブ系54mmになります。

http://spectank.jp/whl/006100150.html
 こちらのサイトによると、幅4インチホイールの場合、+32で外側にはみ出し、+45で内側を擦る可能性があります。
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 山で使って傷つくものですし、安いアルミと鉄では重さも変わらないという説もあるので、鉄ホイールでも良い気がしてきました。


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